世の中そんなもの

日々の生活のどーでも良さそうなことに悩みが尽きない人の備忘録。ただの日記だよ。

浸水エリアの調べ方 のメモ

前置きが長いので、メモへのジャンプは目次から。
もう一歩役に立つ情報が見つからないので、後日、見つかる度に追記していこうと思う。

 

[ 目次 ]

 

前置き(私の心配)

台風 19 号により被災したニュースが連日流れているる。幸いウチは特に被害なく終わったけれど。

 

毎日 TV に映される浸水して泥だらけになった家や家財の状態をみていると本当に大変そうだ。ウチがもしそうなっていたら・・と考えてもどうしていいかわからなくて想像できない。

 

ひとつ思うのは、ウチはもともと高めな土地にあって、1番近い河が氾濫したとしても水がここまでは来る事はそうそうない(県全体が沈むほどだったら無理だろうけど)、でもそれは、家を建てる前に調べたとかではなくて、たまたま、パートナーの実家がそこにあった、というそれだけだ。

 

つまり、もしも、そういう偶然?がなければ、「浸水リスク」なんて考えもせず土地を買って家を建てていた可能性が拭えない。

 

10年かそれ以上かくらい前?だったか、市内の畑や田んぼがだんだんと宅地化されていた頃のこんな風な会話。

「〇〇のあたりも住宅地になったみたいよ。狭い所に随分たくさんの建売が建っちゃって、すごいわね。でもあそこは地盤が悪くて水が入りやすいからどうするんだろうね(あんな所を家にしちゃって)」

みたいな。(かなり前なので記憶は曖昧。とにかく、地盤が弱い、浸水、地盤沈下、などがありえる、自然災害に弱い土地よね、みたいな話)

 

ここを地元として昔から住んでいる人はそういう事を知っているみたい。それを聞いたら、もし私なら絶対そんな所の土地は買わないだろうな、と思った。でも、、もしそれを知らなかったら・・・?

駅から遠くもないし、多分そんなに地価が高い土地でもないし(=予算内におさまる)、「どこに家を買う(住む?)」の候補にした可能性は十分にある。候補から外す理由がない(知らない)のだから。

 

 だから、こんな風に災害があると思う。

「(こんなに水がくるとは思わなくて)避難指示にも避難していなかった=避難しておけばよかった」とかの話じゃない。避難したって、生活基盤(住む家)がボロボロになったらこれからどうすればいいのかと途方に暮れる。1番いいのは、家も被災しないこと。でも家は避難所に持っていけないので・・・もとより、リスクの少ない土地に住む方がいいんじゃないか?って。

でもね、昔からそこに住んでたわけでもない新しい土地で、そこが地形的にどうなのか、なんて、どう調べればいいかがそもそもよくわからないんだよね。単にハザードマップを眺めたって、ふーん・・・って感じでピンとこないしなぁ。もっと危機感?を煽ってくれるようなものがあればいいのに。

 

地域の浸水リスクを調べる方法

洪水ハザードマップ というワードで検索

要注意! 住居の浸水リスクは「自己責任」! 公開情報からリスクを調べる方法(辻 優子) | 現代ビジネス | 講談社(2/4)

役所に行けばハザードマップが手に入るとは思うけど、平日仕事をしているとなかなかその為だけに役所へ出向くのも腰が重い。
上記の記事によると、

地域の浸水リスクを調べる方法として最も一般的なのは「洪水ハザードマップだ。行政区ごとに発行されており、インターネットで公開している役所もあるので、「市区町村名+洪水ハザードマップ」などで検索してみるといい

だそうだ。

 

ウチの市は「目的物が非常に見つけにくい、イマイチ役に立たない Web サイトを運営しているので(いつもウロウロ迷ってしまうし、結局ほしい情報が入手できない事が多い)頼りないが、一応、このキーワードですぐに検索はできた。

 

意外にも、上記のリンク記事は 2015年のものだった。災害は繰り返し起こっていてそれなのにしばらくすると人は忘れてしまう、という表れのように感じた。

 

国土交通省の浸水シミュレーションシステム

国土交通省地点別浸水シミュレーション検索システム(浸水ナビ)

おお!こんなものがあるんだ!っと、ちょっと感動したけど、実際使ってみると流石というかやりづらい;

なんか専門用語も多すぎな感じでピンとこない。河川のいろんな地点が示されて、ここが決壊したらこうなる、っていうのはわかるんだけど、地点が多すぎて、で、結局どうなんだ、と言いたくなる感じ。

 

再生シミュレーションでじわじわと広がっていく様が再現されるのは面白かったけど、結局、時と場合と状況による、な感が拭えなくて実践としては役立たない気もした。知っていて損はない感じだけど活かし方がよくわからないかも(浸水ナビ|国土地理院)。

 

 ちょっと気になった記事

https://www.asahi.com/articles/ASL7T4PXDL7TPLBJ004.html
河川氾濫リスクは土地や家を買う時の説明義務でない、という裁判の結果の話( 2 年前に買った家が浸水 | 朝日新聞デジタル

 

https://toyokeizai.net/articles/-/309170

相互扶助、共同体、といった近年薄れている感覚?に、社会分断という言葉使って説明?している話。

これを読んでいたら、PTA 入りたくない、とか、自治体入りたくないとか、そういうのが思い出された。私は働いているからこそ地域の共同体はありがたく留守の家が安全でいられる所以と思う所があるけれど、被災した時は特にそうなんじゃないかな。でも時代は反対の方向(個人の自由が1番)みたいな方へ動いているような気がする。皆が安心して心地よく暮らせる社会ってどんなだろう?