これは私の無知を暴露するような話だけど。
ウチの冷蔵庫は 14 年選手です(2005年製)。消費電力も高いだろうし壊れても困るしそろそろ買い替えたいな~、と思い始めたのが数年前。でもまだ使えるし・・・となかなか買い替えに踏み出す事ができないまま、稼動記録?を伸ばしています。
でも実際のところ、どの位の電力消費なのかな?
と、冷蔵庫扉裏の表示を確認してみたところ、
年間消費電力160kWh
と書いてありました。
へぇーそうなんだー。じゃあ最新家電は省エネで 100 以下なんだろーなー、なんて思って検索。そうしたら、、、あれ?
最新の省エネ冷蔵庫、年間消費電力170~220kWh くらいが多いではないですか。
え?なんで???ウチの方が省エネなの?(そんなバカな)
実は古い方が日本純正で優秀で案外省エネだとか?天下の Panasonic 製品だから優秀??とか、かなり「?」が飛びました。
が、しかし、そんなわけはなくて、新 JIS 測定方式っていう単語があって、調べてみると、2016 年くらいに測定方式が変わったんですね。そういえばその頃は話題的に知ってた気がするけどすっかり忘れてた。(エコポイントの頃だっけ?)
どう考えても年代的に旧方式の計算で 160kWh ですよね(一瞬でも案外省エネかも!と喜んだのが哀しい)。
じゃあ新方式で計算したらどの位なのか、というと、、、、
はっきりとはわからなかったけど、東芝のサイト(年間消費電力量の表示変更について)で参考になりそうな比較表を発見。それを見た感じ、旧方式って新方式になると 1.5 倍くらい増えてる?!つまり、160kWh は、新方式では 300 kWh 近いってこと;
一部抜粋
↓
こいつはスゴイ。全然省エネじゃない。100~150 kWh も違うなんて;
なんて電気の無駄使い!!と、あわあわしながらパートーナーに、
ねえちょっと!!新 JIS 測定方式って知ってた?ウチの冷蔵庫、160kWh とかなってるけど実は 300 kWhくらいみたいよ、消費税も上がるしやっぱり今年中に買い替えた方がいいのかな?!
と報告。。したけど、、彼ってばこの手のことには冷静で、
うーん、それは結構違うなぁ、で、電気代にしたらどのくらい違うの?
と質問され。
うーん?まあ、一概には言えないけど・・・電気量の単価が平均で 1 kWh 25円としたら、2500円~ 3000円くらい?
・・・・そうなると、冷蔵庫が 10万円~ 15万円として、ペイできるのがぁ、、40年後!!
(買い替えても)全然節約にならない。ていうか元が取れない。
まあ、もっと節電できて年間 1 万円電気代がお得だったしてもペイするのに 10 年かかります。その頃にはもっと新しくてもっと節電な製品が出ている筈。
消費税増税、にしたって、0 → 10 なら凄いけど、8 → 10 だから、節約額はたったの 2 % だもんね。
結論。無理に買い替えることないみたい。
少し前のインクジェットプリンタや、先日のウォシュレットに続き、冷蔵庫も、結局はやっぱり、省エネで電気代が安くなるから買い替えのがお得!なんてのは、余裕があればやればいいことで、今の所不調な感じもないので、必要になったその時に買い替えるのがいい、という事になりました。
なんかねー、、買い替えないのは勿体ない!こんなにお得! みたいな、家電製品の買い替えオススメサイトや広告はよく見かけるのでつい、そうなのかな・・・?っと気になって調べたりしちゃうけど、初期投資の方が大きいから、節電という意味ではあってるけど節約という意味では誤解がある書き方だよなーっと。
今回も、『 冷蔵庫買い替え 意味ない 』 とかのキーワードで調べてみると、『 買い替えると本当に得なのか?! 』とかいうタイトルのサイトが結構出てきたけど、期待して読んでみると、年間 ◯円得!っていうのを超アピールしてるけど、冷蔵庫購入費をその金額で割った計算は書いてなくて、年間こんなにお得だから買い替えるのがオススメです!って締めてあって、なんかボヤかしてそれっぽくしてるー、騙されちゃいかん、と思いました。
視点を変えれば、固定費は削れて特別費で捻出するわけだから、やっぱり、特別費がある時=余裕がある時、って結論ね。
ちょっと考えれば当たり前のことでも、大きい声(広告)にはつい振り返ってしまう(そして調べちゃったりする)、それが毎日忙しくなる原因のひとつかも知れない;。
ウチの冷蔵庫にはもう少し頑張ってもらいます。
(ていうか頑張って!)