世の中そんなもの

日々の生活のどーでも良さそうなことに悩みが尽きない人の備忘録。ただの日記だよ。

au から楽天モバイルに乗り換えて起こる弊害(家計簿アプリ編)

au楽天モバイルに乗り換えて起こる弊害のひとつに、マネーフォワード のプレミアム機能が使えなくなる、という事があります。

 

au スマートパスに入会していると家計簿アプリ「マネーフォワード」のプレミアム機能が使えるのです。知ってました? au をやめたら当然使えません。

 

家のメインの家計簿アプリは Zaim です。マネーフォワードはサブという形で使ってました。なので、そんなには困らないのですが・・・。

 

[ 目次 ]

 

 

銀行連携できる代表的な家計簿アプリ3つ

2019年現在、銀行連携のできる家計簿アプリというと、Zaim、マネーフォワードMe、マネーツリーが代表的ではないかと思います。

 

昨年から家計を見直そうと思い、家計簿アプリを検討しました。代表的な3つは全部お試しで使用してみて検討。

 

で、日々の家計を記録するのに使いやすいのは断然 Zaim 。という結論に達したので、現在は Zaim に毎月お金払って日々の記録に使用しています。Zaim のプレミアム機能は月額300円(Web 版クレカ払い。税込)。広告機能非表示と、データ検索が便利になります。

 

Zaim の方が使いやすい理由(私の使い方)

Zaim の方が断然使いやすいのは、日々の収支をざっくりつけられて、履歴をみながら修正できるところ。

 

毎日とても忙しいので、家計簿に時間をかけられません(今まで何度も挫折)。基本はクレカ払いなので、Zaim などの連携アプリを使うと勝手にデータを取ってきてくれてとても楽です。これを、数日おきかひと月おきくらいに、現金支出をつけるついでで眺めるのですが、

 

あれ?これなんの支出だっけ??

 

と、いうのが必ずあります。この「?」を解消するのに、Zaim ではメモを付けることでメモの内容が家計簿の一覧に追加表示されるのに対し、マネーフォワードはメモを付けても一覧には表示されません(アプリの場合)。なので、例えば、

 

○○レストラン ¥10000 という支出を見つけた時に、

「やけに高いなー、なんだっけ?そういえば、両親の還暦祝いで皆で外食したんだ」

と思って、「還暦祝い、皆で外食」と入力しても、家計簿一覧に戻るとマネフォではそれが見えなくなります。

 

なので、数日あけて、「あれ、これなんだっけー?」とまた思った時に、再びタップしてメモを見たら書いてあった=既にチェック済みの支出だった、という事が何度も起こってしまうのです。

 

うん、単に私の記憶力が悪いから、っていうのもあるけどね!でも毎日たくさんの支出を眺めてたら、これはチェック済み、これはまだ、なんて、全部が全部把握してられないし、データ精度上げる為に、直近の収支をチェックしてメモをつけたり、お店によって食料にしたり日用品にしたり、って分類修正をしているので。

 

どの収支をどこまでチェック済みなのか、非常に分かりづらい、というのが致命的で私の使い方には合いませんでした。

レシート入力まではせずに(大変だから)、お店単位、連携データ単位でざっくりと記録してるから。同じA店でも記憶内容で「食料」に分類するか「日用品」にするかを一覧眺めて修正することもある。面倒と思うかもしれないが、帰宅の遅いパートナーからレシート回収したり、自分のレシートパシャパシャする方がめんどくさい。できる時にぱぱっと眺めてざっくり修正が一番ラクです。

  

一方の Zaim は、収支にメモを付けると、家計簿の一覧表示でメモが見えます。ざざーっと眺めて、おかしな収支がないか一目瞭然です(どこまでチェックしたかもわかりやすい)。

 

例えば、変に大きい支出があっても、カテゴリに加えてメモ書きがあるので「あ、これはあれだな」と、捉える事ができるし、マネフォのように、メモつけた事を忘れて再度タップして開いて、なんて無駄な作業が発生しません。

 

 ↓ こちらの記事にも共感します

履歴の見やすいZaimが好き。 - 働く40代の家計簿

 

(それでも)マネーフォワードの方がすごいところ

 そんな訳で、Zaim で日々の家計収支を付ける事にしたのですが、、、Zaim よりもマネフォワードの方が優れていて使いやすい部分があります。

 

連携機能は Zaim よりも断然マネーフォワード

Zaim でも、銀行系ならそこそこの連携数なのであまり困らないけど、証券会社やポイントなどの連携は弱く、特に証券会社は大きな資金が動くこともあるので持ってる口座が対応していないのはイマイチです。(2019現在、対応証券は 9 個しかない。仮で手動口座を作るのは面倒。)

 

一方のマネーフォワードは、『 資産管理 』 に重点を置いている為か、銀行以外の連携にも力を入れている感じ。証券会社、ポイント、はては携帯まで、Zaim の比較にもなりません(という印象を持つ位たくさん連携できる)。

対応金融機関一覧|マネーフォワード ME

 

保有株の状況がわかりやすい

株のような有価証券は日々評価額が変わります。マネーフォワードでは、リアルタイムではないけれど、保有株式や投資信託など、複数証券に跨っているものをまとめて一覧表示してくれます。評価損益だけでなく、評価損益率や前日比も一覧表になっているので分かりやすいです。(それをどう分析に役立てるかは別として、単純に現在の状況が、おお、っと分かるので楽しいだけ、ともいえる。)

 

 全体の資産推移もわかりやすい

Zaim で資産推移をみようとすると、「分析」-「月ごと」を選択しても、直近の 4ヶ月分しか見られません。「年ごと」を選択すれば年ごとしか見られないので、1年前の4ヶ月分、を見たい時はデータを DL して加工するなり抽出するなりしないとわかりません。

 

一方のマネーフォワードは、「資産推移」をクリックすれば、預金・現金・仮想通貨、株式、投資信託、ポイント、の、それぞれの合計と全資産合計を直近月ごとに一覧表示してくれます。期間は、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年、全期間、と選択できます。

 

全体資産の推移を数クリックで表示できるのは、現状把握としては手軽でいい感じです。

 

ただし、推移がわかった所で見直し分析をするには結局細かくみなければならないので、そうすると、Zaim の家計履歴の検索機能の方が簡単でわかりやすい感も。

 

例えば、、Zaim の履歴検索で家の水道代を、2018年~ 抽出した場合(記録始めは 2017年12月頃から)

f:id:leaf787:20190612125305j:plain

水道代高っ;・・というのは置いといて、光熱費のように毎月決まった支出を追うなら Zaim のこの機能で十分わかりやすいです。金額が高かった月も一目瞭然で、見直しという点ではマネーフォワードの資産推移よりこっち(Zaim)の方が役立つ気も。

 

マネーフォワードは、全体をすぐに把握できる。

Zaim はカテゴリに絞って分析するなら簡単でみやすい。

 

ちなみに、マネーフォワードのこの機能は、プレミアムでないと使えません。

Zaim のこの機能も、プレミアムでないと使えません。

 

携帯電話料金の明細表示ができる

マネーフォワードは、携帯電話を口座として登録できます。このため、携帯電話の請求内訳をマネーフォワード上で見ることができます。

 ↓ こんな感じで

f:id:leaf787:20190612125235j:plain

マイパートナーのこれまでの携帯電話料金の内訳です。高っつ;・・というのは置いといて、ものすごく複雑だなぁ、というのがよくわかります;(ちょっと呆れる位)

 

 ↓ 一方、息子の Yモバイルの内訳(スマホプランM)

f:id:leaf787:20190612125245j:plain

パートナー(au)に比べてすごくシンプル。。(3月まで付いていた割引が内訳として表示されてないのは少し気になるけど、この位シンプルでいいのにね、と思いますねー。)

 

こんな感じで、マネーフォワードは携帯の請求内訳を並べて表示することができます(携帯電話分析の機能)。銀行口座のように携帯各社と連携しているマネーフォワードならではで、Zaim にはない機能です(Zaim は携帯会社データと連携してないから)。

 

ただし、、、これがわかったからといって、で?それで?って感じもしてしまいます。携帯を乗り換えよう!と思った時に、現状の基本料金がいくらか、割引として何がついているか、などを把握するにはいいかも知れませんね。
ウチみたいに家族で違う携帯会社を利用しているならマネフォだけで確認できていいけど、携帯会社が一社なら、別にマネフォでなくても携帯会社のマイページで確認すればいいじゃん?という気もします。

 

グループ設定機能はかなり便利(かも) 

家計管理をする方法として、口座を分けて管理する、という方法があります。この場合、マネーフォワードのグループ設定機能がかなり力を発揮します。

 

全体資産の中に、

生活費グループとして A 口座と B 口座を登録、
特別支出グループとして C 口座を登録、
投資関連グループに A 証券、 B 証券、など、証券会社を全部まとめて登録、
更に、夫の収支に関連する夫、妻、というグループをそれぞれ作る、、

っなんて事ができます。

 

これまで書いた通り、全体資産を数クリックで一覧表示できる所はマネフォの強みです(あくまで私から見て、だけど)。グループ設定しておけば、生活費(口座)が使いすぎてる、とか、特別費枠が余裕ありそうだ、とか、グループを切り替えるだけで資産状況を確認する事ができ、予算管理などに有効そうです(予想)。

 

一方の Zaim は、アカウント切替の機能があります。

アカウント分のメールアドレスが必要になるけど、例えば、全体資産としてアカウントを一つ作り、別途生活費用のアカウントを作ってそっちには生活費口座だけを登録しておけば、プルダウンからアカウントの切替は簡単にできるので、全体の資産状況をなんとなく把握する事ができます。

 

ただし、Zaim のこの方法ではあくまで口座単位の残高だけの把握になるし(手入力のの収支は連動しない)、表示に少々不安定?な所(バグ)もあるようです。

 

また、そもそも対応する証券会社が少ないのでアカウントを複数作っても資産全体を把握するには足りません。

 

マネーフォワードのグループ設定機能は無料会員では 1つしか作れません。プレミアムは 10個作れます。

 

それでも Zaim の方がいい

マネーフォワードのすごいところ、を書くと、マネーフォワードの方がいいんじゃない?と思いそうだけど、日々のデータを微修正しやすい点(メモが履歴に表示される)は断然 Zaim であり、精度が悪いデータは結局使えないものになるので、やはり今後も使うのは Zaim かな、と思っています。

 

グループ機能以外では、Zaim の機能で補填できてしまうし、口座連携が多いこととグループ機能以外ではマネーフォワードのメリットは薄くなってしまいます

 

なので、これまでは、日々の記録は Zaim 、現在の資産状況(口座残高が減ったか増えたか)はマネーフォワード、と使い分けていたんですけどね・・・。

 

au スマートパスのマネーフォワードはお得感あり

マネーフォワードの月額は 500円。au スマートパスは、月額 401円。プレミアム機能が全解禁で、最近作られた年額プランよりも安いです。

 

無料会員とプレミアム会員だったらどうなの?というと、無料会員では金融機関が 10個しか登録できず、グループ機能も使えません。一人ならまだいいけど、家族の家計を管理するのはまず無理でしょう。口座10個だと足りなさ過ぎるし、グラフ分析、資産推移、グループ機能も使えません。無料会員だったら最初から使わなくてもいい感じ。

銀行系の無料のマネフォを複数利用して登録金融機関をふやそうぜ!なんて話もあるけれど、全体把握ができないし、いちいち夫々のアプリを開くとか、使い勝手が悪すぎてありえない。当然、グラフも資産推移もグループ機能も使えません。

 

結局どーしーよー?

資産残高を確認するのに(寧ろそれだけ)便利だったマネーフォワード。Web 版からクレカでプレミアムになればそのままプレミアムで利用する事もできるらしい。

 

または、スマートパスで登録している端末で、アプリを DL してログインするとプレミアム適用になるらしいので私が新たにスマパスに入会して、ってこともできるかも知れないが(電話番号が違うのでできない可能性もある)・・・それだと結局、

 

 Zaim 300円 + MF 401円 = 701円 を、毎月払うことになる。

 

お金を節約する為の家計管理なのに、毎月 500円超え・・・うーん、それもなんだかな。MF がせめて 月額 300円だったら良かったのに。

 

Zaim を継続、マネフォで証券口座だけ管理、マネーツリーで全体管理、かな?

口座の再登録が面倒すぎてまだ実施していなけど、まあ、そんな感じかな、と今は考え中。

 

日々の入力 ・・・ Zaim プレミアム会員
(証券口座への入金が支出として記録されてしまう。登録口座が限られる為)

 

投資系の残高把握・・・マネーフォワード ME  無料会員

 

資産残高の全体把握・・・マネーツリー 無料会員
(口座登録数に制限がなく、Zaim よりは連携が多そう。やや未検証)

 

ここまで全く書かなかったマネーツリー。UI にややクセがあり、家計簿というよりは事業者向けの経費管理に力を入れている感じでやや微妙。でも、口座登録数に制限が無くデータ保存期間も無制限らしいので、無料で使う場合にはそこが強み。イメージとしては、Zaim とマネーフォワードの中間かな?

 

ただ、国産らしいけど現在の役員の方々?は外国の方ばかりなのでパッと見外資系な雰囲気で、私の場合、英語が苦手なこともあり、これまでの経験から外国系のソフトとはやや合わない事が多く(評判が良くても)、心配も。

 

ちょっとやりながらまた修正するかもしれないけど、取り敢えず、改めての口座登録が多すぎるのでちょっとうんざりするなー。

 

あとから追記

この記事を書いた後に、マネーツリーに資産(口座)を追加しようと思ったところで、やっぱりセキュアな面が心配なのと、数が多すぎて面倒なので二の足を踏んでしまいました。

 

安心感はマネーフォワードの方が高く(例え赤字企業でも)間違いはないような気がして・・・。

 

今回 楽天モバイルに乗り換えた事で生じる節約額(試算)は、当初 2 年で約 41000円。マネフォの月額料を上乗せしても 25000円以上残ります。3 年目以降も月額 2000円以上の節約(試算)なので。500円払っても(今に比べれば)毎月1000円以上のお釣りがきます。

 

・・・ということで、毎月家計簿アプリの為に 800円支払うのは馬鹿らしい気もするけど、マネーフォワードにお金払ってちょっと様子を見てみようかな・・・。ある程度家計のクセがわかったらやめてもいいし、マネフォが今後 Zaim のいいところを取り入れてくれたらマネフォに変えていいし。。・・という方向になりそうです。