自分用に作った Excel マクロを快適に使うために、自己署名入りデジタル証明書を作成しようと思いました。
Excel が初期設定のままだと、マクロ入りファイルを開く度にブロックされたり警告されるので、面倒です、もとい、効率がよくないです。
Excel の、
「ファイル」→「オプション」→「セキュリティーセンター」→「セキュリティーセンターの設定」→「マクロの設定」
で、
『 すべてのマクロを有効にする(推奨しません。危険なコードが~(略)』
を選んでおけばいいんだけどやっぱりちょっと心配だから、もう一個上の、
『 デジタル署名されたマクロを除き、全てのマクロを無効にする 』
にしたい、と思ったのです。
参考)Office ドキュメントのマクロを有効または無効にする - Office サポート
しかし、デジタル署名って有料で取ったりするんですよね?(たぶん)
仕事効率化のために個人で使うだけだからそこまで必要ないので、『 自己署名のプロジェクト 』とかいうヤツの、マクロのテストとかで使う為らしい方法を試してみることにした。
上記 Office のサポートページで、「サード パーティの証明機関 (CA) からデジタル証明書を購入したくない場合、またはすぐにドキュメントにデジタル署名する必要がある場合は、自分用のデジタル証明書を作成することができます。」と書いてある。
ところが、、ここで躓いた。
サポートにあるステップで Windows 10 を選ぶと、C:\Program Files (x86) \Microsoft Office\root\Office16 の、 SelfCert.exe を実行して [デジタル証明書の作成] をしろ、と書いてあるのだが、C:\Program Files (x86) \ の中に Microsoft Office というフォルダがないのである;
それっぽい他のフォルダから Office とか root とか Office16 とか探してもない。おそらくは、Office 関連の実行ファイルの場所だろう、と思ったので、Excel から実行ファイルの場所を探るもなかなか見つからない。
(もともと Office2016 が入っていた場合は、 \Microsoft Office\root\Office16 が Office19 と変わって存在するらしい事がわかった。しかし、当該 PC は最初から Office2019 がインストールされた PC の為か、Office16 フォルダも Office19 フォルダも見当たらなかった)
(タスクマネージャから Excel 実行時に探ろうとするも、「ファイルの場所を開く」の文字が Excel の場合はグレーアウトされて選択できない状態。)
いろいろ探って、Office2019 のプログラムの実行ファイルは、C:\Program Files の WindowsApps 内にあるっぽい、ということまではわかったが、このフォルダを開こうとするとアクセス拒否されてしまい、開けない。どうも、よほどの知識(権限)がないと触らせてくれない場所に入れてあるみたい。
どーすりゃいいのさ、もう打つ手なし(私のレベルでは)、と思ったところで、Windowsキー + R で、ファイル名指定して実行、に、SelfCert.exe を直接入力して OK してみた。そうしたら、、、できた。
↓ こういう BOX が開いて、まあいろいろ注意?警告?が書いてあるけど、とりあえずこれで作成する事はできた。
ここにたどり着くのにまたかなりウロウロしてしまったが、なんだ、.exe ファイル名がわかっているんだから直接入力で良かったんだねー、、っと、そう書いてくれればいいのに。とはいえ、SelfCert.exe ファイルがこの PC に存在しない可能性もあったのかもしれないし、うまくいってラッキーだったのかも。
自己署名入りデジタル証明書を作成して 自分で作ったマクロを手軽に使用する方法は、Excel 2010 の時にやってたけど、2019 になってやっぱり勝手が違ってきているかもしれなくて、このあとの設定(自己署名つくって終わりじゃない)もまたウロウロしてしまいそうです。
<後日追記>
せっかく自己署名を作ったんだけど、結局 Excel で警告がいろいろ出たりして設定を探すのも面倒になり、辞めてしまいました; どうもレベルが中途半端で哀しい限りです。